WarRoomの思想

Q1. WarRoomとは何ですか?

WarRoomは、志ある事業を議論する経営者評議会です。

新しい商品やサービス、高付加価値の事業は、その価値が理解されるまでに長い時間と多くの資金を必要とします。しかし多くの事業は、その価値が十分に理解される前に市場に提示され、営業の段階で評価されてしまいます。その結果、本来の価値が理解されないまま市場から消えてしまう事業も少なくありません。

WarRoomは、この問題から生まれました。市場に出る前に、経営者同士が事業の背景や構造を議論し、その価値を理解する場として設計されています。


Q2. なぜWarRoomを設立したのですか?

多くの事業は営業から始まります。商品やサービスを市場に持ち込み、顧客や企業に売り込むという形です。しかしその方法では、事業の本質的な価値が理解される前に門前払いになることも少なくありません。特に新しいコンセプトの事業や高付加価値の商品ほど、その価値を短時間で理解してもらうことは難しくなります。

本来、事業は議論から始まるべきものです。市場構造、顧客価値、競争環境、事業戦略などを整理し、事業の本質を理解した上で初めて社会に提示することができます。WarRoomは、事業を売る前に議論する場として設計されています。


Q3. なぜ営業活動を禁止しているのですか?

WarRoomは営業活動の場ではありません。

営業活動が前提となる場では、事業の価値ではなく関係性によって評価が左右される可能性があります。WarRoomでは、事業を売り込むことではなく、事業そのものを議論することを目的としています。


Q4. なぜ一度の評議会で一社のみを審議するのですか?

WarRoom評議会では、一度の会合で審議される事業は一社のみとしています。

多くのイベントでは複数の事業が短時間で紹介されますが、その形式では事業の背景や構造を十分に理解することが難しい場合があります。WarRoomでは、事業の背景、市場機会、戦略、収益構造などを理解したうえで議論を行うことを重視しています。


WarRoomについて

Q5. WarRoomはコミュニティですか?

いいえ。

WarRoomはコミュニティではなく、志ある事業を審議するための評議会制度です。


Q6. WarRoom評議会では何が議論されますか?

評議会では主に次の観点から事業が検討されます。

・市場機会
・戦略
・収益構造
・実行可能性
・事業の背景にある志


Q7. 評議会にはどのような人が参加しますか?

評議会には実際に意思決定を担う経営者が参加します。

企業経営者、ホテル総支配人、投資家、技術責任者、財務責任者など、各分野で事業判断に責任を持つ人物によって構成されます。


WarRoom制度について

Q8. WarRoomにはどのような制度がありますか?

WarRoomでは、事業を整理し評議会に提出するまでのプロセスとして、次の制度が用意されています。

・WarRoom Dojo(戦略道場)
・WarRoom Advisor(伴走支援)
・WarRoom Review(評議会提出前レビュー)
・WarRoom評議会


Q9. WarRoom Dojoとは何ですか?

WarRoom Dojoは、事業の論点を整理するための戦略道場です。

経営者同士の議論を通じて、市場機会、競争環境、戦略仮説、収益構造などを整理し、事業を議論できる状態に整えます。


Q10. WarRoom Advisorとは何ですか?

WarRoom Advisorは、評議会提出に向けて事業戦略を構築する伴走支援です。

外部参謀として、戦略設計や事業構造整理を支援し、構想を実行可能な戦略へと発展させます。


Q11. WarRoom Reviewとは何ですか?

WarRoom Reviewは、事業を評議会に提出する前に行われるレビュー制度です。

提出事業が評議会で議論できる状態に整理されているかを確認します。


Q12. 評議会に提出するには条件がありますか?

はい。

提出される事業には、次の事項が整理されている必要があります。

・事業の目的
・市場機会
・戦略仮説
・収益構造
・評議会で議論すべき論点


Recommendationについて

Q13. Recommendationとは何ですか?

Recommendationは、WarRoom評議会において審議された事業に付与される記録です。

評議員によって高く評価された事業に付与されることがあります。


Q14. Recommendationは投資や提携を保証しますか?

いいえ。

Recommendationは投資や取引を保証するものではありません。

ただし、評議員から企業紹介や事業連携の機会が生まれる場合があります。


参加について

Q15. WarRoom制度に参加するにはどうすればよいですか?

WarRoom制度に参加するには、CSP会員登録が必要です。

会員はWarRoom Dojo、WarRoom Advisor、WarRoom Reviewなどを利用することができます。


Q16. 守秘義務はありますか?

はい。

WarRoomでは機密性の高い情報を扱うため、守秘義務契約を前提として運営されます。


Q17. どのような経営者に向いていますか?

次のような経営者に適しています。

・事業戦略を深く議論したい
・事業構造を整理したい
・経営判断の論点を明確にしたい

営業機会や投資機会のみを目的とする参加は想定されていません。


Q18. WarRoomはピッチイベントと何が違いますか?

WarRoomはピッチイベントではありません。

多くのピッチイベントでは、短い時間の中で複数の事業が紹介され、投資家や参加者が評価を行います。その形式では事業の背景や構造を十分に理解することが難しく、プレゼンテーションの印象や関係性が評価に影響する場合もあります。

WarRoomでは、事業を売り込むことを目的としていません。一度の評議会では一社のみの事業を取り上げ、事業の背景、市場機会、戦略、収益構造などを理解した上で議論を行います。

また、WarRoomは投資判断の場でもありません。志ある事業について経営者同士が本質的な議論を行い、事業の価値と可能性を検討することを目的としています。

その結果として、企業紹介や事業連携、投資機会などが生まれる場合がありますが、それらは評議会の目的ではなく、議論の結果として生まれるものです。


Q19. なぜWarRoomという名前なのですか?

WarRoomとは、本来は戦略を議論するための会議室を意味する言葉です。
政治や企業経営などにおいて、重要な意思決定を行う際に設けられる戦略会議の場を指します。

WarRoomでは、事業を「売る場」ではなく「議論する場」として捉えています。市場に出る前に、経営者同士が事業の構造や戦略を議論し、本質的な価値を見極める。そのための場としてWarRoomという名前が選ばれました。

また、WarRoomは単なる議論の場ではありません。事業の可能性、市場機会、戦略、実行可能性などについて、実際に意思決定を担う経営者が責任ある立場で議論を行います。

WarRoomという名前には、志ある事業を本気で議論する場であるという意味が込められています。