志ある事業を議論する経営者評議会

WarRoomは、志ある事業を議論する経営者評議会です。営業の交渉力ではなく、事業そのものの価値を経営者の視点から評価し、価値が認められた事業を社会につなげることを目的として設計されています。

新しい商品やサービス、高付加価値の事業は、その価値が市場に理解されるまで時間を必要とします。企業は戦略を考え、商品やサービスを設計し、営業活動を通して市場に提示します。しかし新しいコンセプトの事業ほど、その価値を短時間で理解してもらうことは容易ではありません。

その結果、本来価値のある事業であっても、営業の段階で正しく評価されないまま終わってしまうことがあります。WarRoomは、このような問題意識から生まれた制度です。

営業の巧拙ではなく、事業価値を議論する

多くの事業は営業活動を通して市場に届けられます。営業は顧客の反応を知り、事業を改善するうえで重要なプロセスです。しかし実際には、商品の売れ行きが必ずしも事業そのものの価値だけで決まるわけではありません。

営業担当者の交渉力やプレゼン能力によって、同じ商品でも売れる場合と売れない場合が生まれることがあります。本来どれだけ価値のある商品やサービスであっても、営業の巧拙によって評価が左右されてしまうことがあるのです。

WarRoomでは、営業の交渉力ではなく事業そのものの価値を議論します。事業の背景、市場構造、顧客価値、競争環境、収益モデルなどを整理したうえで、その事業が社会にとってどのような価値を持つのかを経営の視点から客観的に検討します。

WarRoomの特徴

WarRoomは、一般的な経営者コミュニティやビジネス交流会とは異なり、事業価値を議論し社会につなぐことを目的とした制度として設計されています。主な特徴は次の三つです。

経営者による事業評価
WarRoomでは、実際に事業会社の意思決定を担ってきた経営者が議論を行います。営業の立場ではなく、事業を評価し判断する側の視点から事業価値を検証します。

段階的な戦略整理プロセス
事業の成熟度に応じて議論を深めるプロセスが設計されています。構想段階の事業から戦略段階の事業まで、段階的に整理しながら議論を進めることができます。

社会接続を生む評議会制度
価値が認められた事業は、企業紹介、投資機会、事業提携などの形で社会につながる可能性が生まれます。WarRoomは議論の場であると同時に、社会接続の仕組みでもあります。

なぜ経営者なのか

WarRoomの特徴は、議論を行うメンバーにあります。評議員には、ホテルチェーン本部の経営者、高級旅館の経営者、ディベロッパーの事業責任者など、事業会社の要職を経験してきたメンバーが参加しています。

つまり、事業を売る側ではなく、事業を評価し意思決定を行う側の立場を経験してきた人たちです。こうした意思決定者の視点が集まることで、営業の立場ではなく、事業として合理的に評価する議論が可能になります。

WarRoomでは、現場の経営判断を経験してきた経営者の視点から事業価値を検証することで、より現実的で実行可能な議論を行うことを目指しています。

WarRoom System

WarRoomでは、いきなり評議会で事業を審議することはありません。事業の成熟度に応じて、段階的に議論を深めていくプロセスが用意されています。

まずDojoでは、事業の構想や論点を整理し、議論できる状態をつくります。次にAdvisorでは、市場構造や競争環境を整理し、事業戦略を構築していきます。そしてReviewでは、評議員が集まり、事業価値を評価する評議会が行われます。

このプロセスを通じて、事業は構想から戦略へ、そして社会実装へと進んでいきます。

評議会という仕組み

WarRoom評議会では、新規事業、商品開発、投資構想、事業提携などについて評議員が議論を行います。ただし提出されたすべての事業が評議されるわけではありません。評議する価値があると認められた事業のみが議題となります。

評議員は事業内容に応じてチームが組成され、非公開の場で本質的な議論が行われます。ここでは営業トークではなく、事業そのものの価値や実現可能性が議論の対象となります。

評議会で価値が認められた事業には、評議員からの推薦が与えられ、企業紹介や投資機会、事業提携などの可能性が生まれます。WarRoomは、事業価値を検証するだけでなく、その価値を社会につなげるための仕組みとして設計されています。

WarRoomが目指すもの

WarRoomが目指しているのは、営業の巧拙ではなく、事業価値の正当性によって商品やサービスが社会に届けられる環境です。事業を議論し、その価値を検証し、社会につなぐ。このプロセスを通じて、志ある事業がより多くの人に届くことを目指しています。

WarRoomは、事業価値を経営の視点から評価し、社会につなぐための経営者評議会です。